料金は診療報酬点数で

日本の保険診療では、診療報酬点数に基づいて料金が決まります。そのため全国どこの病院でかかっても、同じ処方をしてもらった場合は同じ料金です。
日本は国民皆保険制度で民間企業に勤めている人は健康保険に加入しているし、公務員は共済保険、なんらかの組織に雇用されている人は被用者保険、被用者保険に入っていた人で退職した人や自営業の人は国民健康保険に加入することになります。子どもや専業主婦など自分で収入を得ることが出来ない人は、生計を同一にしている人の保険に被扶養者として保険に入ることになります。
保険に入っていれば、全国どこの病院でも保険証を見せれば受診することができます。このときの負担額は6歳までは2割、6歳から70歳までは3割、70歳以上だと一定の収入がない人は1割になります。ただしこれは保険適用外の自由診療に関しては全て自己負担になるので、非常に高額になってしまいます。最近では医療の発達により高度ながん治療を受けることが出来るようになりましたが、保険適用外であるので患者やその家族の負担がとても大きいと問題になっています。そのような場合は高額療養費制度を利用することができます。この制度では、1か月にかかった医療費の自己負担額が一定の金額を超えた場合に、その超過した分を負担しなくて良いしています。このような制度をうまく利用して、最適な医療を受けるようにしましょう。

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